マイクロラーニング(Micro Learning)とは?|アニメで解説してみました
『マイクロラーニング』とは、
1〜5分程度の短い学習コンテンツをオンラインで提供して、学習する人が好きなタイミングで学ぶことができる学習スタイル
のことです。

実際に視てもらった方がわかりやすいので、マイクロラーニングを解説するアニメを作ってみました。
まずはコチラのアニメをご覧ください。
この『マイクロラーニング』は、従来のEラーニングを超える新しい学習スタイルとして注目を集めています。
簡単に言うと「スマホで1〜5分以内の短い動画を視ながら学習する企業研修」というイメージ。
ちなみに5分以内のマイクロコンテンツが活用されるのは、人間の集中力の持続が5分程度という説に基づいています。
このマイクロラーニングは、国内だけではなく海外でも注目されている学習スタイルです。
2017年にアメリカのアトランタで開催された世界中の人材開発関係者が集まる国際会議で話題を独占しました。
2017年時点でも、IBMをはじめとした多数の企業で効果があったという報告がされています。
さらに、2019年に日本で実施された企業研修に関するアンケート調査によると、
27%の会社が「自社の研修はスマホでも受講できる」という結果に。
このアンケート調査では「効果が出ている」「研修機会が大幅に拡大した」「受講率がアップした」というボジティブな意見が目立ちました。
つまり、マイクロラーニングは国内・海外を問わず多数の成功事例が報告されている学習スタイルということです。
マイクロラーニング(Micro Learning)のメリットは?
では、なぜマイクロラーニングがこんなに注目を集めるのかということについて解説します。
結論から言うと、企業&従業員のどちらにも大きなメリットがあるからなんです。
企業側のメリット
まず、企業としては従業員に対するEラーニングのコストを抑えながら、学習効果をアップできるというメリットがあります。
分厚いテキストや長時間の動画によるEラーニングは多額のコストがかかる上、内容を変更する場合には更にコストと時間がかかりますよね。
しかし、マイクロラーニングならコストを抑えながら柔軟な対応が可能です。
また、人間の集中力が続く5分以内の短いコンテンツなので長時間のコンテンツよりも学習効果のアップが期待できます。
従業員側のメリット
次に、従業員としては先輩や上司に毎回確認をしなくても、自分の好きなタイミングで正しい仕事の知識を学べるというメリットがあります。
仕事で分からないことができてくる度に、先輩や上司に確認するのはお互い大きな時間のロスになりますし、心理的なストレスもかかります。
しかし、マイクロラーニングならそんな時間のロスや心理的ストレスもありません。

このようにマイクロラーニングは企業&従業員のどちらにも大きなメリットがあります。
マイクロラーニング(Micro Learning)を実践するときの3つのポイント
このように企業&従業員のどちらにもメリットのあるマイクロラーニングですが、実践する上で大切なポイントが3つあります。
マイクロラーニング実践のためのポイント①
まず1つ目のポイントは、マイクロラーニングは受講者目線で作る必要があるということ。
従来のEラーニングはどうしても管理者目線で作られることが多く、学習管理が目的となってしまいがちでした。
これに対してマイクロラーニングでは、受講者が好きなタイミングでスピーディーに学習できることが目的となります。
そのため、5分以内の短いコンテンツであることはもちろんのこと、受講者が興味を持つタイトルにすることも大切です。
そして、たとえばYoutubeなどのプラットフォームを活用するなど。
受講者がスマホやタブレットで学びたいときに学べるような学習スタイルを作ることが重要になります。
マイクロラーニング実践のためのポイント②
次に2つ目のポイントは、マイクロラーニングはミレニアル世代向けに提供するべきということ。
従来のEラーニングは、ジェネレーションX世代(1960年代から1970年代に生まれた人)に馴染みがあると言われています。
これに対してマイクロラーニングは、ミレニアル世代(1980年代から2000年代初頭までに生まれた人)に支持されると言われているんです。
つまり、パソコンやスマホに慣れ親しんだミレニアル世代の方が、マイクロラーニングという学習スタイルに親和性があるということ。
そのため、社員構成を見たときにジェネレーションX世代が多い企業は従来のEラーニングを続けるべきかもしれません。
逆に、これからミレニアル世代がどんどん入社してくる企業はマイクロラーニングへの転換を考えるべきと言えます。
マイクロラーニング実践のためのポイント③
そして3つ目のポイントは、マイクロラーニングは「実践的な学習」と併用することで効果が大幅にアップするということ。
企業にとっても従業員にとっても魅力的なメリットのあるマイクロラーニングですが、決して万能はわけではありません。
現場で活きるスキルを身につけるには、従業員同士で議論したり、現場で先輩や上司からフィードバックを受けるなど実践的な学習も必要です。
ただ、一人でもできる基本的な知識の習得についてはマイクロラーニングは非常に高い効果を発揮します。
マイクロラーニングと実践的な学習とを併用することによって、学習全体の質と効果が大幅にアップすることが期待できるのではないでしょうか?

従来のEラーニングとは違うため、必ず3つのポイントを意識して実践しましょう。
具体的にどうやってマイクロラーニング(Micro Learning)を作成・提供すればいいのか?
最後に、マイクロラーニングを具体的にどうやって作成・提供していくかということについてお話します。
結論から言うと、マイクロラーニングは今視ていただいているようなアニメーションで作成・提供するのがオススメです。

特にホワイトボードアニメーションがオススメです。
視聴維持率や記憶定着率の点で、マイクロラーニングにピッタリです。
アニメーションには、
「誰にでも注目されやすく、複雑なことをシンプルな形にして、感覚的に分かりやすく伝えることができる」
という特徴があります。
このような特徴を持つアニメーションはマイクロラーニングとの相性もバツグンです。
既に多くの会社がアニメーションを活用したマイクロラーニングに取り組んでいます。
冒頭の動画を視ていただければ、アニメーションの伝わりやすさを実感していただけるのではないでしょうか?
『伝わるアニメーション』のアニメーション制作について
それでは、今回のブログは以上になります。
最後まで読んでいただきまして、本当にありがとうございました。
『伝わるアニメーション』のアニメーション制作
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カラフルなアニメーション例
コチラの記事で詳しく解説しています。
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